歯科衛生士

私が歯科医院で勤務する中で感じるのが、歯科に対しての恐怖心や嫌悪感をお持ちの方が多くいらっしゃる という事です。
おぎはら先生はそんな患者さんのお話をまず親身になって聞き、自分の事のように共感し、患者さんに寄り添った診療をされる先生です。

マラソンでいう、並走者のような先生だと私は思います。

同じペースで、時に励ましながら、同じ気持ちを感じてくれるような。

一人の患者さんがいらっしゃいました。その方は、カウンセリングルームで今までの歯科治療のお話をするだけで大粒の涙を流されるほど、歯科診療に対して恐怖心をお持ちでした。

最初はチェアに座ることも困難で、何度かはチェアに座ることを目標にして来院して頂きました。
そんな患者さんを決して焦らせる事なく、無理強いする事なく、おぎはら先生は診療を勧められました。
ゆっくりではありますが着実に、その患者さんはチェアに座れるようになり、口を開ける事や器具を口の中に入れる事ができるようになりました。
一つの事ができるようになるたび、患者さんも自信がつき、初診時はどこかオドオドと上目遣いだった表情が自信に満ち溢れ、笑顔いっぱいで来院されるようになりました。

それを見たときの嬉しさは今でも忘れません。

今では普通の人でも怖いような、インプラント治療を来年しようかとお話ししているくらいです。

治療を行う先生次第で、歯科への恐怖心は克服できると感じた瞬間でした。

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