歯の治療について

「歯医者の麻酔は痛くしちゃ、いけねえんだ!!」

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歯医者が苦手・・・何よりもまず、あの麻酔をするかと思うと本当にストレス

「麻酔の痛い歯医者に誰が行きたいんだ?!」

「麻酔は痛く打っちゃいけねえんだ」
「誰が麻酔の痛い歯医者に行きたいと思ってるんだ?」
「まず痛くない麻酔が打てるようになれ!そこからだ!」
研修医が終わり、初めての勤務先。
院長先生のおっしゃる通りだと思いました。

「麻酔は痛いもの」「麻酔は痛くて仕方ない」まず、その概念を自分の中から消しました。

私も注射が大の苦手です。予防接種も目をぎゅっとつぶって、全身の力をこめてしまいます。ましてや口の中、何が起こっているのか患者さんからは見えません。多くの患者さんのストレスは麻酔だと感じます。

そこからどうしたら痛くない麻酔が打てるのか・・・研修医上がりでまだほとんど何もできない自分だけど、患者さんに喜んでもらいたい。とにかく痛くない麻酔が打てるように練習しました。

「えっ?もう麻酔したんですか??全然痛くなかったので気が付きませんでした」

「今までのどこよりも痛くないです・・・。これなら安心して通えます」という嬉しいお言葉を戴けるようになりました。

私は麻酔の注射が本当に大嫌いなので、自分が嫌な、「痛い注射」を患者さんに行うわけにはいきません。有難いご指導の元、当時は涙、涙の日々でしたが、そのおかげで患者さんに喜んでいただけています。どんな経験も、決して無駄ではないと本当に思います。

話は少しそれますが、歯科大の学生時代に出会った言葉、

自分に起こるすべてのことは2つに分けられる。
1、自分にとって良いこと
2、自分を成長させること

「ああ、そうか、その2つしかないのか」。そう思うと一見困難に思える出来事も、良い方向に解釈でき、心が救われることが多かったように思います。

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