本日、クリニックが開業5周年を迎えました🌸
これも一重にお支えいただいております皆々様のお陰でございます。
優しく素敵な患者様、スタッフの方々…誰1人欠けても今日と言う日は迎えられなかったと感じております。
思えば、東京歯科大学に合格した後「必ず自分のクリニックを持つ」と言う気持ちで入学式に臨んだことを覚えております。
私は4大(英米文学科国際経営コース)を卒業してから東京歯科大学に学士編入学いたしました。親に迷惑をかけてしまった分、頑張って学問に励まなければならないと常にプレッシャーを感じておりました。
もう少し子供が大きくなってから、いつか開業したいと思っていた時、様々なタイミングやチャンスがあり、自分のクリニックを持つに至りました。
それから数年間は自分なりに必死に取り組んで参りました。開業して、半年はあまり記憶がございません。美容が好きな自分が半年以上美容院にもいかず、今思えば一心不乱に取り組んだと記憶しております。
子供が2歳の時に開業しましたので、母業は褒められたものではありませんでした。でも、自分の夢を犠牲にすることは将来子供も喜ぶのか?と自問自答を繰り返しました。私がクリニックに必死になってしまったため、子供もすっかりパパっ子になってしまった時期もありました。まわりに同じような境遇の、相談できる先輩がいませんでした。
今では子供も「ママは良いよね」と言ってくれるようになりました。しかし、家庭と仕事との両立に悩んだことが、今のような診療形態に繋がっております。子供と過ごす時間も増え、あの時の時間を取り戻せたような感覚でおりますが、主人には、心の底から感謝しております。主人のお陰なくして、本日の日は迎えられておりません。
もともと痛みに弱く、怖がりな自分が、「通いたい」と思う歯科医院を作ること、それが私の目標でございました。
皆々様のご協力、ご賛同のおかげを持ち、本当に素敵な環境で日々診療をさせていただいております。
本当にありがたく幸せなことだと思っております。
6年目に入りましたが、変わらず患者様に感謝と敬意を表し、「このクリニックに来てよかった」と思っていただけるよう、モットーである「歯に触れる前にココロに触れる」を大切に診療に従事したいと考えております。
「有難うは、ありがたいこと」(滅多にあることではない)。
本当に日々有難いことだらけです。
全ての出会いに心から感謝しております!!!
これからも、歯科恐怖症患者様の笑顔のために、クリニックの診療と共に、日本歯科心理カウンセラー協会の活動も小さな一歩を積み重ねていきたいと考えております。
そして自分には、子供が小さいうちに開業した相談できる先輩がおりませんでした。母業と、歯科医業との両立について、今後開業をお考えの先生方に必要なことがあれば、ご相談を受けれるようになりたいと思っております。
結論、私は開業して大変なこと、心を抉られることもありますが、
日々とても幸せです🌸
患者様から、「この歯医者がなくなったら私行くところがなくなっちゃうから、先生長くずっとクリニックやってよね」と仰っていただき、涙が出そうでした。
「患者様に必要とされる」それは私にとって本当に生きている意味を感じる瞬間であり、あの時開業することを決断できた自分を肯定できます。
開業したことは、私にとってまさに、『私の幸せな開業』でした。
温かい素敵な患者様と、関わってくださる全ての方々、家族、いつもご指導ご鞭撻いただく先輩方のためにも、これからも自分自身をアップデートして参る所存です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
歯医者が怖い方のためのさくら百華デンタルクリニック 院長おぎはら聡美